【解説】被膜を剥がすにはどうすればいい?電線の皮むき方法と専用施設の活用法
電線・銅線を高価買取してもらうためには、「被膜を剥がしてピカ線にすること」が重要なポイントです。
でも、具体的にどうやって被膜を剥くのか、専門の設備は必要なのか、初心者でもできるのかなど、疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、被膜剥がしの基本的な方法と、効率よく高純度の銅線に仕上げるための専用施設の活用法をご紹介します。
電線の被膜を剥くと高価買取につながる理由
電線には外側にビニールなどの絶縁被膜が付いています。
この被膜を取り除いて「ピカ線(被膜なしの純銅線)」にすると、以下の理由から買取価格が大きく上がります。
- 被膜の重さ分は価値がないため、その分だけ価格が下がる
- ピカ線は純度が高く、再利用やリサイクル効率が良い
- 市場でもピカ線の需要が高い
たとえば、被膜付きの電線は1kgあたり約300~400円程度ですが、ピカ線は800~1000円程度と2倍以上になることもあります。
高価買取の全体像はこちら→【保存版】電線・銅線の高価買取を実現する方法とは?基本とコツを完全解説
① 自力での皮むき方法とポイント
自分で皮を剥く方法もあります。小規模・少量であれば、下記の方法を使うことが一般的です。
手作業での被膜剥がし
- カッターナイフやニッパーを使う
被膜の端に切り込みを入れて、引き剥がす方法です。
慣れるまでは怪我のリスクに注意が必要です。
- ワイヤーストリッパー(皮むき工具)を使う
電線の太さに合わせて被膜だけを剥がせる専用工具で、比較的安全に処理できます。
電動ストリッパーの活用
- 電動の皮むき機械もあります。
- 家庭用〜業務用まで様々なタイプがあり、大量処理や効率化に役立ちます。
- 導入コストは数万円〜数十万円程度です。
注意点
- 力を入れすぎて銅線を傷つけると価格が下がるため慎重に作業する
- 被膜が硬いケーブルは手作業での剥離が困難な場合もある
- 作業時間が長くなると効率が悪い
② 専用施設の利用で効率よく被膜を剥ぐ
大量の電線や複雑な種類のケーブルを扱う場合、自力での皮むきは現実的でないことが多いです。
その場合は、被膜剥き専用の設備を持つ施設を活用するのがおすすめです。
皮むき専用施設とは
- 産業廃棄物処理業者やリサイクル業者が運営
- 専用の機械で電線の被膜を自動的に剥がし、銅線を分別
- 大量処理が短時間で可能
- 安全かつ効率的な方法で銅線の純度を高められる
施設利用のメリット
- 手間と時間を大幅に削減できる
- 安全面のリスクがない
- ケーブルの種類に応じて適切に処理できる
利用時の注意点
- 処理料金や持ち込み条件がある場合が多い
- 個人利用ができるかどうか事前確認が必要
- 処理後の銅線の買取価格アップを期待できる
まとめ:高価買取を目指すなら被膜剥がしは重要な工程
被膜を剥がしたピカ線は、買取価格が大幅にアップします。
自分で手作業をするか、効率を優先して専門施設を使うかは、保有量や手間、コストを考慮して選びましょう。
少量なら手作業でも十分ですが、大量に扱う場合は施設利用が断然おすすめです。どちらにせよ、被膜を剥ぐひと手間が「高価買取」につながることを覚えておいてください。
被膜剥がしは専用施設の活用がおすすめ!
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