【ピカ線とは?】銅線の種類別に見る高価買取の秘訣
「電線の中身は全部同じ」と思っていませんか?
実は、銅線には種類があり、その“純度”によって買取価格が大きく変わります。とくに高値で取引されるのが「ピカ線」と呼ばれる銅線です。
このページでは、ピカ線の定義から銅線の種類ごとの違い、高価買取につなげるポイントまでをわかりやすく解説します。
ピカ線とは?定義と特徴
「ピカ線」とは、銅含有率が99.9%以上の純度が高い銅線のことで、被覆(ビニールなど)を完全に取り除いた状態の、表面がピカピカ光る銅のことを指します。スクラップ業界では「ピカ銅」「1号銅線」とも呼ばれ、銅の中でも最も高値で取引されるグレードです。
特徴としては以下の通りです:
- 表面に酸化膜や油汚れがない
- 線径が1.3mm以上(細すぎると下位ランクに分類される場合あり)
- 絶縁被覆を完全に剥がしてある
- 練り銅(単線)が基本
つまり、家庭や企業で廃棄されるケーブルでも「ピカ線」へと加工・分別することで、買取価格を一段とアップさせることができるのです。
銅線の種類とランクごとの買取価格の違い
銅線にはいくつかの種類があり、純度や状態によってランクが分けられます。ここでは代表的なランクと特徴を紹介します。
ピカ線(1号銅線)
- 最も高値がつく銅線
- 表面がピカピカ、酸化・油なし
- 絶縁被覆なし
→ 適切に皮むき・選別されていれば、他の銅線より1kgあたり数百円以上高く売れることも
2号銅線(劣化・細線・汚れあり)
- 表面に酸化や汚れがある
- 被覆が残っていたり、細すぎたりすると2号に分類
- 買取価格はピカ線の80%前後に下がることも
被覆銅線(電線被膜あり)
- 家電や通信ケーブルなどに多い
- 被覆を剥がさないままだと「雑線」扱い
- 買取価格はピカ線の50〜60%前後
高価買取のコツ①:正しく皮むき・分別する
どんなに銅が多く含まれていても、被覆を剥がしていなかったり、酸化・汚れがひどい状態では高く売れません。
電線ケーブルは、手作業で皮を剥くことも可能ですが、効率と安全性の面では専用の皮むき機械を使用するのがベストです。
高価買取のコツ②:種類別に仕分ける
複数の銅線やケーブルが混在していると、全体が低ランクで評価されてしまうリスクがあります。できる限り以下のように分別して保管することが望ましいです:
- ピカ線(被覆なし・単線)だけでまとめる
- 被覆銅線は種類ごとにまとめる(VVF、LANケーブルなど)
- 真鍮やアルミなど異素材が混ざらないよう注意
分別について詳しく知りたい方は「【保存版】電線・銅線の高価買取を実現する方法とは?基本とコツを完全解説」も参考にしてください
高価買取のコツ③:相場の高いタイミングを見逃さない
銅は世界市場で取引されており、買取価格も日々変動します。急いで処分する必要がない場合は、相場の上昇を待つのも一つの方法です。買取業者や金属市況を定期的にチェックしておきましょう。
おわりに:ピカ線への加工で価格は数倍変わる
同じ量の電線でも、被覆があるか・ないか、酸化しているか・いないかで買取価格は大きく変わります。特にピカ線として売却できれば、最大級の高値がつく可能性があります。
皮むきや分別に不安がある場合は、ぜひ「電線ケーブル皮むき専門『剥 -はぐ-』」までご相談ください。
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